皆でカラオケに行ってから三日後の朝のホームルームの前、教室に居たら成実ちゃんが慌てて入ってきた。
「おはよう。どうかしたの?」
顔を赤くしてはぁはぁと肩を揺らしながら息をしている彼女に声を掛けた。
そんなに息を切らせて何があったの?
彼女は少し息を整えると私をじっと見つめた。
「瑞季!」
「ん?」
「さっき告っちゃった!!」
「え?」
その言葉に私は目を丸くする。
成実ちゃんの顔は先程でも充分赤かったが、更に濃度を増した。
「他の女子と仲良くしてるとこ見たら、ムカムカしちゃって……。女の子と仲良くしないでって言っちゃったの……。それをアツヒロが『何で?』って聞いてきたから、勢いで『好きなの』って言っちゃった……」
この様子を見ると衝動的で、どうやら告白する予定は無かったようだ。
「それで……?」
私はゴクリと唾を呑み込んで訊ねる。
「え?」
それなのに成実ちゃんは私の質問にポカンとしている。
「え?じゃなくて…アツヒロ君の返事だよ?」
「……聞いてない……」
「えっ!?」
「恥ずかしくなって逃げてきちゃった……」
えぇえ!?そこまで言っといて!?
「おはよう。どうかしたの?」
顔を赤くしてはぁはぁと肩を揺らしながら息をしている彼女に声を掛けた。
そんなに息を切らせて何があったの?
彼女は少し息を整えると私をじっと見つめた。
「瑞季!」
「ん?」
「さっき告っちゃった!!」
「え?」
その言葉に私は目を丸くする。
成実ちゃんの顔は先程でも充分赤かったが、更に濃度を増した。
「他の女子と仲良くしてるとこ見たら、ムカムカしちゃって……。女の子と仲良くしないでって言っちゃったの……。それをアツヒロが『何で?』って聞いてきたから、勢いで『好きなの』って言っちゃった……」
この様子を見ると衝動的で、どうやら告白する予定は無かったようだ。
「それで……?」
私はゴクリと唾を呑み込んで訊ねる。
「え?」
それなのに成実ちゃんは私の質問にポカンとしている。
「え?じゃなくて…アツヒロ君の返事だよ?」
「……聞いてない……」
「えっ!?」
「恥ずかしくなって逃げてきちゃった……」
えぇえ!?そこまで言っといて!?