ケータイ小説 野いちご

蒼の花と荒れる野獣

Third
遭遇。




ピピ……。

当然のように目覚ましがあたしを起こす。


「…うるさい」


知ってる、今が8時なのも。


もう出なきゃ間に合わないのも知ってる。

いつもはこの時間に起きられないのに、なんでよりによって今日は起きられてしまうのだろう。


でも行きたくない、起きたくない。

今日くらい頭の中を整理するのに一日使いたい。

昨日のあたしは相当な体力を消費したらしい。

だが、当たり前なのかもしれない。

普段感情を表に出さないあたしが久しぶりに琢磨に怒ったのだ。

疲れるに決まっている。

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