そもそも、被害者が自分のされたことを人に話すこと自体、すごく、精神的につらいことです。

例えば、被害者の人が「なかったこと」にしたくて、警察に被害届を出さなかった。
被害者になった人の年齢が幼くて、自分が性被害にあったという認識がなかった。
実の父親、あるいは養父が加害者だった。

泣き寝入りした人、加害者を訴えられなかった人はたくさんいるはずです。


改正に賛成、改正に反対の弁護士の方から、2つの意見がありました。

弁護士で、検討委員会委員の上谷さくらさん。
「例えば今は暴行・脅迫だけですけど、その中に「欺罔(ぎもう)」「不意打ち」とか、そういうのも入れるかどうかとか」

処罰の条件を明確にするために

暴行・脅迫
  +
欺罔(だます)・不意打ち・威迫(いはく)・監禁など

を加えるべきだ、という意見が複数出されました。