「じゃあ、貰っていくね!」

結局私が手に持っているのは、私と空が食べたフィナンシェとパウンドケーキ以外のお菓子全てだ。

「晩ご飯もちゃんと食べてよねー?」

空から釘を刺された……。

「分かってるって!」




もう一度1階へ戻った私は、空のお母さんに挨拶をして、自宅へ戻った。

家に入るまで、空はずっと見守っててくれた。ほんと、過保護なんだからなー。どっちが年上か分からないよね。