「ちょちょちょちょ!
溜伊!」


教室に帰った途端


そう声をかけてきたのは



親友の蘭那


わたしの1番の理解者


「荒川さんとはなしたんでしょ!?
どーゆこと!?
ねえねえ!
詳しく!」


「うーん
普通の声かけられて
パン買ってもらっただけだけど、、」


「普通声掛けらんないでしょ!
はぁー、ついに溜伊にもとうとうモテ期がきたかー!」



「ちょっ、、、!
変な事言わないでよっ!」


「でもさー!
荒川さんきっと溜伊のこと好きだって!」



「はい!?ありえないから!」


薫くんが私を好き?



ないないないない!



自惚れるな!私!


ま、まさかねー



うん


ありえないな




そう自問自答した私は



焼きそばパンをほうばった



ーーーーーーーーーーーーーーー




「飯川
好きだよ
初めてあった時からずっと」



薫くんが



私を


好き、、、?


「私もだよ
私も薫くんのこと
好きだよ」




「ほんと?
俺ら付き合おう」


「うん!」




ピピピピ ピピピピ


ガバッ!


ゆ、ゆめ、、、?


なんという夢だ、、、


蘭那のせいだな


好きとか言うから












ん?






夢の中で私








好きって言ってなかった!?




どゆこと?




え!?



えええ!?




わたし、薫くんのこと











好きなの!?






どーしよー!



自分で自分がわかんない!




えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?





どーゆー事だーーーーー!



誰か教えてくれー!





とりあえず落ち着こう




今何時だ?



えーと7:50か、、、








!?



7:50!?




やばーーーーーーーーーーい!




遅刻だーーーーーーーー!




2日連続遅刻はまずい!




「お母さん!
なんで起こしてくれないの〜!


遅刻しちゃう〜〜!」




「はぁ、溜伊。

お母さんは15回もあなたを起こしました。


それなのに薫くんー💕なんて言って
起きなかったのは溜伊でしょー


お母さんは知りません」



「えぇぇぇぇぇぇー、、、
15回も起こしたのに起きないの?
私、、、」




ダメだなー私。



、、、ん?





「待って待って!
お母さんなんて言った!?」



「え?15回起こしました、だけど、、」



「違う違う!
その後!」



「薫くんー💕
っていって起きな、、、」




「嘘でしょーーーーーーーー!?」




私寝言で
薫くんの名前読んでるの!?



えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?




私きもちわる!



嘘でしょー、、、?



と、わたしが頭を抱えていると、、、



「どうだっていいけど。






あんた、遅刻するわよ?」






「そーだった!!!!!!」





「お母さん今なんふ、、、」



「58分」




私が聞かなくても
返事が帰ってくる、、、




まぁ、これほぼ毎日だしなー、、、



さすがお母さん。



って関心してる場合じゃなくてっ!



遅刻だぁーーーーーーー!




あと2分しかないー!




「お母さん送っ、、、」




「送りません」




返事が早い!



もう少し考えてくれてもいいじゃないかーーーー!





「考えるも何も毎日送れって言うじゃない」




わ、私なんにも言ってないよ、、、?




「あなたは顔がおしゃべりなのよ」




お母さんはエスパーなの?




ねぇ?




逆に怖いよ、、、




あ、やばい




遅刻確定だ、、、




登校時間になってしまった、、、




はぁぁぁぁー



よし!のんびり行くか!




「早く行きなさい!」



ちぇー、、、




ダメかー、、、





「いってきまーす!」



急いで、自転車を漕いでる途中に




「なんで朝からこんないついてないのー!?」



そんな私の独り言に返事が帰ってきた




「ほんとだなー!
朝から遅刻って俺らついてないよなー」




この声は、、、







薫くん!?




「よっ!飯川!
お前も遅刻でしょ?」



「う、うん、、、」



前にもこんなことがあったような




しかも最近




「おーい!飯川ー!
行かねぇのー?
遅刻するぞー!」



そうだった!



「今行くー!やばーい!
遅刻だー!」




そうして私たちは



急いで自転車で学校に向かった



ガラガラガラ、、、



「おい!荒川!飯川!
2人揃って遅刻とは何事だ!」



「さーせん、先生」


「す、すみません!」



「はぁ、罰としてお前ら2人
今週1週間掃除当番だ!」



「えぇぇぇー、、、」


ついてないなぁー。私


まぁ、薫くんとならいっか



、、、何がいいんだろう?



なんか、私、私がよくわかんない!


と、とりあえず、、、




よ、よかった、、、?




じゃないよ!



私2日も遅刻しちゃったよー!?



成績やばそう、、、



、、、やばいな


「蘭那ーーーーー!
どーしよーー!」



「んー?あぁ。
荒川くんと掃除当番って?


それは、大丈夫だよー
だってー
荒川さんはー
溜伊のことが好きだら!
キャー!!!」




「違くて!
2日も遅刻しちゃったよー!(><)」



「えぇ!?
溜伊って変なとこ真面目だよねー
、、、遅刻するくせに(笑)」



グサーッ




蘭那、、、



今のは結構刺さりました、、、




「うそうそ(笑)
でもさー、
溜伊は荒川さんと掃除。
嬉しくないの?」


痛いとこ付かれた、、、


こういうとこだけ鋭いなぁー。



蘭那は。


「うーん。
それがわかんなくて。
嫌ではないけど、、、
特別ちょー嬉しい!
、、、訳ではないんだよなぁー。」



「、、、でも溜伊顔が赤いよ?」




!?


「うそでしょ!?」





私、薫くんのこと。




好きなのかな?