ケータイ小説 野いちご

おとなりさん。

再び、おじゃまします。



「まだここに上げるハメになるとはな」

「あたしもまたここに来ることになるなんて思わなかったよ」

この会話から察した人がいると思うけど、あたしがおとなりさんに連れて来られた場所はおとなりさんちだ。

温かいコーヒーを再び淹れてもらうハメになるとは、ね。
外が寒くて冷えてたから、コーヒーがより一層温かさを増す。

おとなりさんがテレビをつけた。
年末特有のバライティスペシャルをやっている。

あたしたちは隣同士でソファに座っていて、会話が一切ないせいか、テレビの声がやたら響く。

おとなりさんは今どんな気持ちだろうか?
怒ってる? 迷惑? 

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