ケータイ小説 野いちご

おとなりさん。

おとなりさんでした。



「ーーお隣さんだった!?」

「そうなのよ!」

バンバン! 勢いよくあたしはテーブルを叩いていた。

「酔っぱらって部屋に泊めてくれた男がお隣さんだったとか、なんか運命的じゃないの!」

「嫌だよ」

そう言って、あたしはビールを半分飲み干した。

幸大さんの部屋で朝を迎え、見知らぬ女に誤解されてビンタをくらうという衝撃的な経験をしたーーその日の夜、あたしは友人の麻友と飲みながら一連の出来事を話していたところだ。

普通なら、酔って一晩全く知らない男の人の部屋に泊めてもらって、お酒って怖いね〜ぐらいで済む話なんだろうけど...。

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