ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

甘えないで榛名くん。

本気か嘘か、どっちの好き?




楓くんが去って行ったあと。



さっき、榛名くんは家から出てきたので、
どこかに行くのかと思えば、どこにも行かず、わたしと家の中に入っていった。


特に会話がないまま、玄関の扉がバタンッと閉まった。



文句のひとつでも言ってやろうかと思ったのに、何も言ってこなかった榛名くんに拍子抜けして何も言えなかった。


楓くんが関わってるから、絶対何か言ってくると思ったのに。



家に入っていったん安心したけど、
結局、同居のことは楓くんにバレてしまった。



たぶん、楓くんは同居のことを言いふらすような子ではないので、そこは安心していいかな……と思う。



それよりも、引っかかるのは、榛名くんと楓くんの会話の内容。


2人とも相性が悪いのか、会話は常に挑発的な口調で、お互い譲る気がないって感じだった。



榛名くんはいつもより、子供っぽく楓くんに対抗していたように感じるし、


楓くんも、いつも冷静なのに、少しムキになっていたように見えた。


< 147/ 391 >