「んふ、んふふ………」
「ちょっと、いきなり笑わないでよ気持ち悪い。」



「蘭ちゃんそんなこと言っちゃダメだよ!


好きな人と付き合えて莉乃ちゃんは幸せなんだよね!」



晴人先輩と付き合って一ヶ月が経った頃。



幸せ全開の私に蘭は気持ち悪がり、鈴はそんな私を庇ってくれる。



もう今、私の世界は輝いてるよ!



「もー、晴人先輩が甘いの!
甘すぎて幸せー。」



ほら、また頬が緩む。
にやける。



そんな今は化学室に移動中の休み時間。



移動するために二年の教室がある廊下を通るから、晴人先輩に会えるかもと期待してるわけで。



晴人先輩のいる教室が見えた。



ちらっと後ろのドアから覗こうとしたらなんと、晴人先輩は一番後ろの席ですぐ見つけてしまった。



もはやこれは運命!!