大好きな大好きな先輩。

高校3年 橘 つばさ 君

バスケ部に初めて見学にいったその日、私は彼に魅せられてしまったんだ。

彼が、ジャンプしてゴールポストにダンクシュートを鮮やかに決めたその時、私には本当に見えたの。

彼の背中に白い天使の翼が生えているのが見えた、、、気がした。

その時、急に視界が輝くように開いた。

私を縛り付けていた何かから解放されるような、すがすがしい気分を味わった。

一目惚れとか、恋とか、そんな言葉だけでは説明しきれない不思議な感覚だった。

高校1年 蒼井 すずな

引っ込み思案で大人しめな性格の私には

身体的なコンプレックスがある。

恥ずかしく、嫌で仕方ないのに、残念ながら、みんなそれがコンプレックスだとはわかってくれない。