4月 桜の開花と共に待ちに待った新入部員が我がバスケ部に入ってきた。

それに伴って、一年の新しい見学者も増えた。

もちろん見学者は女子生徒だ。そして、この女子達の応援の多さでチームの士気も上がる。

「きゃー、つばさ先輩かっこいい」

「つばさ先輩すてきー」

「頑張ってー、つばさ先輩」

やっぱり、また俺の人気が一人勝ちらしい。すまん、後輩達よ。

「先輩、すごいっすね、一年生があんなにたくさん応援に来てるし、新たなファンがまた増えましたね。やっぱ俺先輩にどこまでもついていくっす」

2年の武田が、にやけ顔で1年女子達を見ながら俺にお世辞を言ってくる。

「先輩、先輩、あの子また来てます。あのエロい子がきたら、練習どころじゃないですよ」

「すっげー、巨乳ちゃん、たまんねー」

我がバスケ部の部員達が1人の女の子がくると、途端に色めき立つ。