俺は日曜日、時間よりも10分早く駅前についた。
それなのに、
「なんでいんだよ。」


萌愛はもう来ていた。
そして、男に囲まれている。


あの時みたいに怯えてる。
俺は萌愛のところまで歩いていき、萌愛の肩を抱き寄せ、


「こいつ俺のだから近づかないでくれない?」
萌愛を囲んでいた男達は、俺を見るなり
「お前、板野…」