“奏澄っ!”私を呼ぶ声がして、少し驚きながらも声で飯村先生と分かり、振り返るとやっぱり飯村先生が立っていました。

決して高くない身長。
カッコイイとは程遠い、でもどこか愛嬌のある顔立ち。
きっちり締まったネクタイ。

変わらないなぁ。やっぱり飯村先生の事が好きなのかもしれないと思いつつも、平然を装い普通の返事をしました。

2人で部員から見えない位置にある椅子に座り話すことにしました。

私の高校の話、先生の仕事の話、そして話は恋バナになりました。

私は隆の事を飯村先生話すことにきめました。