ケータイ小説 野いちご

もう一度、すきがききたくて。

好きな人

朝6時にセットした目覚ましが鳴る。

「う...ん...」

カーテンから光がもれている。

その光がとても眩しい。

ベットから立ち上がった時に目覚ましの音を切る、それから顔を洗いに行く。

「葵、早くご飯食べちゃってー!」

台所からお母さんの声。

「ふぁ〜い」

台所へ行くと、お母さんとお父さんがもうテーブルに座って朝ごはんを食べていた。

「お父さん、おはよう」

「おはよ、じゃ行ってくるから」

ササっと朝ごはんを食べ挨拶を交わし玄関へ向かって行くお父さん。

「あ〜待ってパパっお弁当!忘れてる」

「ああーっ!ありがとう」

《いってらっしゃーい》

私が寝坊をしない限り大抵は、朝家族で朝ごはんを食べお母さんと一緒にお父さんを見送る。

「ほらっ葵も早くたべて!!」

急かされながら朝ごはんを食べ、私も学校に行く。

「いってきまーす」

「はいっいってらっしゃい!車に気おつけるのよ!」

「わかってるー」



朝7時36分

駅の改札口を通って39分に来る電車を待つ。

朝の電車はとても混んでいて、好きな人はあまりいないと思う。

とゆうか...絶対いないと思う。

だからこそ私は少し遅めの電車に乗る。

まあ...人の多さはそんなに変わらないのだけど...。

家を出るのに余裕も持てるし、その方が長く寝ていられるからそうしてる。

「あ...きたきた」

電車がきて、素早く乗る。

いつもと変わらない日常。

ぎゅうぎゅうに押しつ踏まされながら、学校の最寄り駅に着くのを待つ。

いつもと同じ。

だけど、今日は何だか違う。

すごく軽いとゆうか...

人の多さは変わらないのに。

後ろを振り返る余裕もある。

いつもならそんな余裕さえもない。

鞄を動かずだけでも大変なのに。

どうして......?

素早く振り返り上を見上げると、そこにいたのは男の子だった。

「よ...元気か。」

「あ...うん元気...」

「それは、よかった」

「いや、おかしい...おかしい事だらけだよ!」

「え??」

「何で黒田くんここにいるの!」

人の多さは普段と対して変わらないはずなのに、とても楽だったのは黒田くんが後ろから支えてくれてたからだった。

昨日初めて話して、名前を知ったのも昨日。

偶然が重なっただけなのに、私の事をわざわざ庇って支えてくれている。

「俺...ここにいちゃおかしい?!」

...あ、そうだ。同じ学校だからここにいてもおかしくないんだ。










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