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3章　GoＮe wiTh thE wiNd
（ｺﾞｰﾝ ｳｨｽﾞ ｻﾞ ｳｨﾝﾄﾞ）

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我ながら、バカじゃぁないかと思う。

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♥ハナビ♥

“佐々伊都”
これって
「いと」って読むの？

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何時間も悩むような内容じゃぁないよ。

しかも、

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佐々

そう

・・・・・・・・・・・・・・・


「……」


短いっ！

返事、短すぎっ！

少しショックッを受ける。

だって、なんか、ものすごくめんどくさそうなんだもん。

やっぱ、送んなきゃよかったかなぁ……

両手のひらの中で、申し訳なさそうに埋もれてるスマホに、なんとなく文句をつけた。


「…バーカ……」


『ピコン』

「ぅわ！」


続けざまに、もう１件。

今の悪口、聞こえてたわけじゃないよね？


・・・・・・・・・・・・・・・
佐々

今日、デートしね？

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え…？

ちょ、ちょっと、待って。

ズルイ。

こんな、不意打ち。


かあぁぁぁぁあ……っ


“デート”って、

“男女がお互いの親睦を深めるために、行動を共にするイベント”


の…

「デートですか！？」