中学一年生の入学式。

初めて見る景色、知らない同級生。
不安とドキドキでいっぱいだった。

「同じクラスに、なれなかったね」

小学校の時からの腐れ縁であり、私の親友の夏希が言った。

「本当だね・・・。隣の隣のクラスだぁ。階も違うし・・・」

正直、不安でいっぱいだった。

「深結と離れるの、本当に寂しいな。でも!うちらには部活があるから!仲悪くなんてならないよね」

そう、私と夏希は中学で一緒にバレー部に入ろうときめていたのだ。