ケータイ小説 野いちご

友達にキスされそうになったのでビンタしたらタイムリープしました。

はじまり👏

『何度でもお前を探し出すさ。』

パソコンの中にいる王子様がそう言う。

最近、パソコンの恋愛ゲームに夢中なのだ。

スマホの方がコンパクトで持ち運べるからいいんだけど、パソコンの方が画面がデカいから、わたしはパソコンの方が好きなのだ。

おっ!

ストーリーが面白い展開へと変わっていく。

大好きな声優さんの声がスピーカーから聞こえてきた。









『ねぇ待って。』
『これ以上近づかないで!私は決めた相手と結婚しなくちゃいけないの!お父さんとお母さんのために…!』
『…俺のことは?』
『…』
『俺のことは…嫌い?』
『そ、それは…』

ギュッ

『!?』
『…行かないで。』
『えっ?け、けど…』
『俺は…お前のことが大好きだ!』









どっきゅん!

胸が高鳴るのが分かる。

キャー///

二次元にはやっぱり逆らえない。

夜だから、あまり大きい音を出してはいけないんだけど、どんどんスピーカーの音量を上げてしまうのがわたしの癖。

時計を見ると、深夜一時を回ったところ。

もう寝ないとまずいけど、もうちょっとストーリー進めたい。

頭の中に、鬼のような顔をしたお母さんの顔が思い浮かんだ。

コップの炭酸ジュースの炭酸はもう無くなりかけだ。

ちょっと早いが、もう寝るか。

ベッドの中に入り込む。

あっ、電気消すの忘れてた!

冷たい床の上を歩く。

照明が消えると、一気に闇の世界に包まれた。

あぁー。

今日も疲れたな…

ベッドへ倒れ込むと、いつか眠りに落ちていた…

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