ケータイ小説 野いちご

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はつ恋【教師←生徒の恋バナ】


・若菜サイド

入学して1週間過ぎた頃、誰が始めたのか授業中の教師にバケツの水をかけるのが流行りだした。



狙うのは、キショイのが多い数学科の教師たち。



ウチのクラスを担当してる教師も、その1人だ。



最初は1年の教室だけだったのが、エスカレートして上級生の教室まで出張するようになった。



ある日、運悪く捕まったのか、担任にコッテリ絞られたクラスメートが教室に戻ってきた。



小耳に挟んだところによると…



2年の教室まで行って水かけたとか、



相手はスッゴいイケメンだったとか、



赤茶の髪を逆立てたヤンキー女に睨まれたとか…。



その話に興味が湧いた私は、絞られたクラスメートに話を聞いた。



「ねぇ、水かけた教師って鬼マサ?」



「名前までは知らないけど、イケメンで背の高い数学科教師だった。」



数学科…どころか、この学校にイケメンなんて私の知る限り1人しかいない。



背が高いって言ってたし、蒼に間違いないだろう。



「あと、ヤンキー女のことも教えて。」



「髪は逆立てるし、リングピアスたくさんつけてるし、コワかったよ。

日本人離れした顔立ちで、目の色も灰色っぽかった。

アンジェって呼ばれてたから、ハーフかも。」



この前の付箋、アンジェリーナって名前だったのか。



「クラス、分かる?」



「坂下HR。」



…ゲッ!!










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