遥華side


翌朝、普通に登校したはいいものの教室に行く気になれず、理事長室に来ていた。

「俺は遥華が来てくれてうれしいぞ♪」

朝からなぜか上機嫌なりっくんを横目にソファでくつろいでいた。

「あっっっ!!!今日客が来るんだった!!!」

急なりっくんの大声にびっくりする。

「ここにいないほうがいいってこと?」

「まあそうなるな。・・・あの鍵を渡すか。」

そう言ったりっくんはゴソゴソと散らかった机の上から何かを持ってきた。