「...何着て行こう...」



朔弥と映画を観に行く日の朝、
私は、沢山の並べられた服と睨めっこしていた。



約束の時間まであと3時間もあり、時間は余裕だ。



けれど、中々服が決まらず、考え込んでいた所だった。



「これは少し派手すぎるかも...でも、逆にこっちは地味?」



うーん...どうしよう。