「まじやばい!」



「...そうね」



放課後。朔弥に頼みがあると言われて図書室にきた。



そして、目の前に並べられたのは前回の定期考査の結果。



「公民68点、地理歴史52点、数学48点」



書かれている数字を淡々と読み上げる。



「...国語38点。赤点ギリギリね」



こいつ、頭悪すぎない?



まあいいや、と思いながらその隣に書かれてる数字を見て、思わず硬直した。



「......英語、12点...」



思わず目の前の朔弥の顔を凝視した。