光ちゃんがやったことはあっという間に全校生徒へ広まることとなり、救急車や警察が到着した頃には、学校内は騒然としていた。


また、自習だ。


黒板に大きく書かれたその文字にため息を吐き出した。


刻一刻と受験へのカウントダウンは進んでいると言うのに、まともに勉強ができなくなってきている。


このままじゃA組の輝かしい歴史はここで途切れてしまうかもしれない。


他のライバル高校の子たちが本気を出せば、今のあたしたちなんて簡単に追い抜かしてしまうだろう。