『妖斗!ほら、こげこげ!!』 『うん!!』 淡い記憶。 4歳のときまで、この公園でよく遊んでた。 兄さんは笑いながら俺にそう言った。 2人で1つのブランコを使って、兄さんが立ってこいで、俺が座って足でこいだんだ。 ……すごい楽しかった。 兄さんは、いつもいつも俺と一緒に遊ぶ時間を作ってくれた。 俺はそれが凄い嬉しくて、楽しくて、 その時間が大好きだったんだ……。