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それでもキミが好きなんだ

▽ Agete



【夏葵side】


七月下旬になり、本格的に暑さが増してきた。


そんな中、学校のPTAでグラウンドの草むしりをするらしくおばあちゃんが役員に当たっていたんだけど腰が悪いおばあちゃんとおじいちゃんに行かせるなんてことは絶対させたくなくて私が代わりに来た。

いつもお世話になっているからせめてもの恩返し。

でも、一つ気になるのは陸上部も部活として手伝うということだ。
陸上部には琴音が所属しているからとても気まずい。

あの花火大会のあと、健吾が二人と会ったらしく私のことは上手く誤魔化してくれたみたいでサキから《お腹あっためて寝ろよ》とメッセージがきていた。

だけど、私はそれどころではなくて次の日目がパンパンに腫れるくらいまで泣いた。

だからこそ、余計に琴音と会うのは気まずい。
かといって、おばあちゃんに無理をさせるわけにはいかないし……悩んだ結果来ることにした。



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