ケータイ小説 野いちご

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色ってどんなの?教えて。


「はい!ありがとうございました。」

私は自分も、ということを重ねてしまい涙を流していた。

それに気づいた先生が、気を利かせてくれて、
「春野さん…保健室行って休んでおいで?」
何か思うのだろう、と察してくれたらしい。
隣を見た、川崎くんは目に涙をこらえた顔でこっちを見ていた。
「‼︎」
「私ついていきます!」
流花が言った。
「よろしくね。」
2人で教室を出て保健室に行った。
(大丈夫かな…)
隣の川崎くんもすごく心配した顔で見ていた。


「…ねぇ流花。どう思う?

もし、私の目が治らず見えなくなったら。もし死んでしまったら。もし、私も手術したらあんなことになる確率もあるってことでしょう。どれであろうとよくない…と思わない?…」

「分からないよ。けど、それより、あの人より成功率が低いよね。それが1番怖い。絶対いなくならないで。もしの話もやめて…」


(あぁ、私をここまで好きでいてくれる人がいて、私は幸せ者だなー。)


横からすすり泣く声が聞こえた。見ると、流花も泣いていた。先生はいないらしく私たち2人だけだった。2人の泣く声が保健室に響き渡る。


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