「大丈夫だよ。きっとね。あの授業の著者が言ってたでしょ。"勇気を出して"って。だから、ね?怖いけど、受けようと思うんだ。海たちの顔が見れなくなるの嫌だし、それに死ぬのも嫌だし、寂しいから。ね。」

これは本当のことだ。

でも、かなり怖い。死にたくない、失いたくないもので溢れたこの私の世界を…失う確率があるから…



「「わかった」決めたんならがんばんな。応援するから。」

「ありがとう」
涙を目に溜めながら言った。