「さて。今日は部活な日です」


「え、あれって活動するの?」


「と言うか生徒会に申請通ったのも知らなかった……」
 

放課後、未だ眠そうなテンションの頼に言われて、私と笑満の反応は薄い。


「だいじょーぶ。脅したから」


「「ちっとも大丈夫じゃない!」」


「あんたまた何やらかしたの⁉」


「今度は生徒会に喧嘩売ったの⁉ 短絡バカ!」
 

私たちに揃って怒られた。しかし頼に傷はない。


「まあまあ」


「焦りなさい!」
 

特に私の導火線に火をつけた。相変わらず過ぎだこいつは!


「一応生徒会は問題なく通過してるよ」
 

扉の向こうからかかった声に、笑満がばっと顔をあげた。


「遙音くん⁉」