「もう同窓会に行くの?」



「うん、クラスのみんなと会うの高校以来だから早く集まろうってなったんだ。」



「随分楽しみそうにしてるのね。」



顔に出てたのだろうか。
お母さんがそんな私を観て嬉しそうに笑った。



……家に来てから仕事のこととか、プライベートの話をしていたらだいぶ時間が経っていた。



だからそろそろ行くことにしたのだ。



「優梨、今度は休みの日にでも来なさい。
じゃないとゆっくりできないだろう?」



「やだ、お父さんったら。
優梨ともっと話がしたいだけなんでしょ?」



お父さんの言葉にお母さんが笑いながら返す。



するとお父さんは図星だったのか、私たちから顔をそらした。