「優梨!こっちこっち!」
「沙良!」



電車を降り、同窓会で指定された場所に行くと店の前で沙良が待っていた。



相変わらず可愛らしい笑顔を浮かべて手を振る沙良に私は駆け寄る。



「他のみんなは?」
「もう中に入ってるよー。あ、でも静は遅れるって。」



「そうなんだ。
ごめんね、待たせちゃって。」



「いいのいいの。
楽しもうね、今日!」



沙良がまた笑顔を浮かべ、店の中に入り私も後ろに続く。



中に入るとみんな騒いでいて、ほとんど全員来ていたから驚いた。