ケータイ小説 野いちご

265kg→0kg

199kg



【199kg】


「やったわ、あなた。私、やったわ‼︎」


「凄いじゃないか、寿子‼︎」


体重計の上で、私たちは喜びを分かち合っていた。


いつも夫は、私を褒め、励まし、支えてくれる。


そうすると自然と私もやる気になって、0.1g減るだけでも、夫は自分のことのように喜んでくれた。


「君が頑張ったからだよ」


「でも、まだまだこれからよね。200kgを切ったばかりだもの」


「焦らず、時間をかけて痩せるんだ」


「__そうね」


「あまり急激に痩せてしまうと、リバウンドしやすくなるし、体にも悪いから」


夫の言葉は最もだ。


私だって分かっている。


でも__もうあと【半年】しか時間がない。


あと半年で痩せないと、取り返しがつかないことになる。


私には、時間がないんだ。


もっと痩せなければ。


もっともっと。


痩せなければ。



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