昼休み、先生に呼ばれて図書室の方へ歩いていた。

琉璃の声が聞こえて急いで図書室へ行くと、

アイツと抱き合って今にもキスしそうな琉璃が居た。

「ゆ、優希くん!」

イライラする。

「お前、何手ぇ出してんの?

触んじゃねぇよ!!」

「優希くん!違うの!

私が襲われそうになって、それで…」

「別に手なんか出してないよ?

って言うか、自分が支えてあげないから俺が側に居たんだよ。

まず、人を怒鳴る前に自分で考えたら?」

襲われそうになった??

確かに、コイツの言っていることは当たっている。

「智樹くん!

違うの、気にしないで?

ちょっと、怖かっただけだから…ね?」

無理やり笑顔を作る琉璃。