その後、晴生くんは、私の部屋の前まで送ってくれ、 「おやすみなさい。」 と帰っていった。 泣き腫らした不細工な目から始まった今日だったけど、なんだかとても楽しかった気がする。 晴生くんがいなかったら、きっと月曜までモヤモヤした気持ちを引きずっていただろう。 そう思うと、彼に振り回されるのも悪くないと思えた。