次の日
なかなか寝れなくて、というかほとんど寝れなかった私の顔は多分ひどい。
あえて鏡を見ないようにして準備をし、いつもと同じ時間の電車に乗る。
「………はぁ。」
学校の最寄りに着けば須藤くんがいる。
どんな顔をすればいいんだろう。
昨日のことを思い出す。
至近距離に須藤くんがいて
とにかく優しかった。
上原は無理矢理って感じがするけど、須藤くんは相手の緊張を解く感じで。
そんな須藤くんに多くの女の人は懐くのだろう。
ていうかどうして私にキスしたの!?
私、あの時うるさくした記憶なんてないし
そもそもなんで須藤くんがイライラしてたのか、原因もわからない。