"yume side"

どうしよう〜!!

りおちゃんが颯斗さんは女嫌い
って言ってたよ〜

と、とりあえずこの前のこと謝らないと!

と思い

優「こ、この前はご、ごめんなさい!

女の人が嫌いだなんて知らなくて

そ、その、あの後にりおちゃんに聞いて

あ、りおちゃんっていうのはさっきの

尼崎グループのりおちゃんで、えっと…」

颯「クククっ!笑

たしかに俺は女が嫌いだよ?

俺の周りにくる女は俺の顔と金が

ほしくて近づいてくるんだ

だけど俺この前初めて一目惚れしたんだ」

…え?一目惚れ

優「…え。じゃ、じゃあなんで

結婚断らなかったのですか?

は、颯斗さんは私みたいなブスじゃ

だめですよ」

颯「その子はどうやら鈍感らしくて

いじめられてるのに我慢してるらしい」

優「…え?」

颯「…で、その顔の傷どうしたの?」


わ、忘れてた

顔に傷あったんだ

急いで笑顔で

優「え、えっと転びました!」


颯「…ふーん

ま、それは後で聞くとして

で、その女の子は今日初めて俺と

婚約することを聞かされたらしい

もちろん、俺もね」

え、それって…。

颯「わかった?俺が一目惚れしたのは

君…優芽だよ

いつも地味な格好してて今日はこんなに

かわいいから流石の俺もびっくり

しちゃって最初は気づかなかったけど」

優「え!?でもわたしほんとに

ブスだし…わたし颯斗さんのこと

何も知らないし…」

そうわたしは颯斗さんのこと
何も知らないのだ