「おはよう!高麗くん!」
いつも通りまりが挨拶してくる。
まりは俺につきまとう女だ。
「おはよう、お前はどこまで着いてくる気だ?」
「何言ってるのぉー私は高麗くんの彼女候補だよ?」
なんなんだこいつ。
ため息をつくと少し遠くからキャーキャーと黄色い歓声が聞こえた。
「なんだろうね?」
ふと見ると、そこに居たのは

「あは!おはよう!」

ニカッとした笑顔の確か…

「鎌本弦…?」
ふと声に出していた