澄みきった青空の見える、緑の香りの草原で寝転んで遊んでいた。

ペロペロと舐めてくる、一匹の小さなモフモフした私のお気に入りのワンちゃん

名前をちびってゆーの、メチャかわいいんだから。


「くすぐったい、ふふふ…」


ふふふ…


「小梅?…」


…うん?


あっ ちび?


…ちび?」


「小梅?あなた、大丈夫?…」

おかあさんの声…

あれ?

目を開けると、覚えのあるぬいぐるみとパンダの手、それに壁に貼ってある亀梨さんのポスター…私、部屋にいる


私、何してるんだろ、ベッドから起きると、横にはおかあさんがいた。


「気がついたのね、良かった」


「ん?、どうしたの?あれ、ちびは?」


おかあさんは、ん?て顔をしている。

「ちびって、あなたじゃない?ほら、紗世ちゃんにいつも言われてるでしょ?」

「うん…けど、違うの、モフモフのちびだよ、ワンちゃんの…」

「モフモフ?」

「そう、小さくてかわいい、白のマルチーズっ…」


「夢を見てたのね、さあ、もう一度寝なさい…あなた疲れてるの、だから今はゆっくり休みましょ…」


夢?

だって…あの川で確か、ちびと落ちて、その後…


思いだせない