次の日。
昨日のことを思い返すけど、どうしても夢としか思えない。
「杏奈〜!」
休み時間、1人でぼーっとしていたら突然誰かが私の名前を呼んだ。
見ると、1年の時に仲が良かった唯一の友達の咲(さき)ちゃんだった。
「咲ちゃん……!」
「どうしたの?いつにも増してぼーっとしてるけど。」
咲ちゃんは1人の私を心配して、たまに休み時間に遊びに来てくれる。
私は嬉しい反面、クラスの友達との時間を削ってしまってると思うと胸が痛む。
咲ちゃんは優しいからいつも、気にしないでいいからって言ってくれるのだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…