ケータイ小説 野いちご

早く気づけよ、好きだって。

Lovers*5
後悔だけはしたくない


「はぁ」

案の定、次の日の朝に水野君が公園にくることはなかった。途中で投げ出したくなかった私は、いつも通りグラウンドを五周して、そのあとドリブルしながらさらに三周走った。

途中で雨が降ってきたけど、ずぶ濡れになりながらシュート練習を続ける。

昨日家に帰って冷静になったら、水野君に言ったことをだんだんと後悔し始めて。今ではあれが正しかったのかなって、疑問に思ってしまっている。

バカはなかったよね、バカは。もっとほかに言い方があったよね。それに、ほかにもかなりキツいことを言ったと思う。

ああ、私のバカ。バカバカ、ほんとバカ。

どんな顔して水野君に会えばいいの。

ずぶ濡れで家に帰ると、お母さんにすごく心配された。シャワーを浴びて髪を乾かし、制服に身を包んで家を出る。

雨はさらに激しくなって、朝からかなりの冷え込みだった。電車に乗っていても、学校までの道のりを歩いていても、頭にあるのは水野君のことばかり。

学校に着くと、ドギマギしながら教室に向かった。

一番に目につくのはやっぱり水野君の席。だけど、よかった。まだきていないみたい。

そういえば、風邪はもう大丈夫なのかな。またぶり返したりしてない?


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