ケータイ小説 野いちご

【元姫の決心】

朝霞門を出でず、暮霞千里を行く


翌日、3・4時間目の間の10分休憩の時間。

仁亜が私の元へ来た。

「溜まり場においでよ。」

獅龍は 校内の物置部屋の一つを溜まり場として 利用している。

「嫌なことがあれば、すぐ出ていけばいいから。」

そう言って、半ば強引に 連れて行かれる。

部屋に入ると、麗夜君が正座している司に説教をしていた。

私たちが入って来たのに気が付いて、麗夜君はこちらを向いた。

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