そして、あたし達は退院した。

拓真は、あたしの家に住むことになった。

パパも一時期、車いす生活だったことがあるから、そうゆうのは設備もしっかりなっている。

ママもパパも、優しいからすぐOKしてくれた。

「お邪魔します」

「どうぞ。奏!来て!」

「へいへい……」

ーータッタッ

「あれ、拓真?」

「奏兄さん!?」

「「……え?」」

お兄ちゃんと、お知り合いなのかな?