「美心、大丈夫?」


心配そうに見る青。


気づいたら男は、居なくなっていた。




「うん、ありがとう青くん。



廉くん………」




えっーーーー?



俺は何もしてない。
助けたのは青。



なのに、君は泣き顔のままニコリ、と笑う。



それがやけに綺麗で、心に張り付いたまま離れない。




離れてはくれない。



俺は変だ。



無性にドキドキする。。




それから美心ちゃんを連れて、雷達がいる屋上へ戻った。