グ「なぁーー〇〇」


また始まった、グクのかまちょ。


「もうなんですかー」


少しあからさまな態度で返事をする。



「なにーご機嫌斜め?」


は?いや誰のせいだと思ってんの。


「俺で癒されて」


はいまた自意識過剰。
うんざりなんですけど。とか言って。
本当はグクのかまちょが嬉しかったり。
好きじゃないけど。


「はぁ。はいはいありがとうございます」


こんなに感謝こもってないのに嬉しそうに笑うグク。


本当幸せもんだな。


そしたらまたうちの制服の裾掴んで「ねぇねぇ」って引っ張ってくる。


「今度はなんですかー」


グ「好きな人だれ」


なにかと思ったら今度はそれかい。


「残念ながらいません。」


本当は少しグクが気になってたり。?


グ「うっそつけーー!!」


ニヤニヤしながらつついてくる。


「うそじゃなーい。」


「じゃあ、俺はどう?」


一気に顔近づけて聞いてくる。


はぁ、お調子者。


「グク、寝言は寝ていいな。」


グ「いや見てみ起きてるガッツリ〇〇見てる」


即答すぎるしちゃっかりきもい。


「あーそっすね」


グ「ねぇ答えてって」


「ふざけてるならやめて」


グ「まじだっつの」


正直、グクは学校で1番のモテ男。


サッカー部で女子からキャーキャー言われてる。


告白だってそれはもうたくさんされてる。


あんなに顔整ってるなら彼女いてもおかしくないのに。


学年一の可愛い女子からも告白されたのに、即振ったグクの謎行為。


だからなんで?なんなの?って感じ。

(実は〇〇もくそ可愛いしモテます)


「なんでそんなこと聞くの。」


グ「さぁー?どうしてでしょー」


うざい勿体ぶってないでいって。


グ「なー、俺にしなよ」


「…………………………」


グクが何を考えているか分からなくて
反応に困っていたら


1人の男子が私の肩を叩いた。


「???」


後ろを振り向くとグクと同じくらいモテモテ人気のキムテヒョンくんがいた。


「あ、テヒョンくん。どしたの。」


テ「放課後少し時間ある?話したいことあって。急にごめんね。」


「うん!分かった!」


テ「じゃあ放課後」


「はーい」