ケータイ小説 野いちご

タイトルなし

事の発端
瞳side


大会議室。


とうとうついたての中から呼ばれてしまった。
でも2〜3分のこと、頑張れ私。

ありえないぐらい緊張して心臓が張り裂けそうだけど何とか中に入っていく。


「7席 倉内瞳です、お願いします。」

「はーい、じゃあこのベッドに仰向けに寝転がってください。上の長袖はチャックを全部下げて、その下に着てるものは下着も含めて全部胸の上まで上げてね。」

「はい…」


もう考えてたら終わらないから努めて何も考えないで無心でいられるようにがんばる。


「それじゃあ機械を付けていきますね。」


うぅぅ、気持ち悪い…


「おっと、落ち着いて笑」


心臓の検査だから緊張してるのバレバレっていうやつ?
でも落ち着いてとか言われても無理だから!


「緊張してるの?」


私は頷いた。


「そっか…」


検査技師さんがなんだか意味ありげにつぶやきを漏らす。


「かなり心拍数が速いから病院で後日再検査になると思うけど大丈夫?今からすぐに緊張解くことができるならもう1回するけどできる?」


そんなぁ、無理だよぉ…いろんな意味で無理だよぉ…

全部顔に出てたみたい。


「でも病院だったら落ち着くまでいくらでも待ってもらえるよ?」


それはそうだけど…


「今から緊張ほどける?」

「無理です…」

「うーん、やっぱり行ってもらうしかないかな…仲のいい友達とかに着いてきてもらって、緊張をほぐしてもらうといいよ。」

「はい…」

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