次の日〜

「おはよう」

「あ、おはよう恋咲」

そこには、朝ごはんを作ってくれている碧の姿が。

「快人くんと健はもう行っちゃった」

「そっか」

ピーンポーン

「こんな朝早くから誰だろ。恋咲出てくれる?」

「わかった」

私は、足早に家を出た。

「どなたです、か?」

「恋咲」

「お兄ちゃん?!」

「・・・!」

「恋咲と一緒に学校行こうと思って」

「廉くん!」

碧が走って私のところへ来た。

「帰ってください、恋咲は俺と行くんですから」

「は?」

「え?」