「……お嬢………本当に行かれるんですか?」 「何言ってんの、当たり前でしょ。」 「し、しかし………やっぱり門前まで送らせてください。」 「それじゃあ早速目立つでしょ! 大丈夫だって言ってんの!」 周りから見れば怖いと思うであろうその人は私のお父さんの子分の1人。 私はその人にきつく言った後、車から降りる。 「お、お嬢……!たまには顔見せてくださいよ……!」 「わかってるー!」 そう言って私はノリノリで歩き出した。