「萌、悪い。お前を居るのを忘れていた!?」

慌てて部屋に入ってきた。

「社長……」

副社長の言った通り
迎えに来てくれた。

思わず抱き付きたくなるぐらいに
怖かった。

すると副社長が

「丁度いいところに来たか。
響夜。お茶」

すぐさまお茶を淹れろと請求してきた。

えっ……?副社長……?

「ハッ?そんなの自分で淹れろ」

社長は、機嫌悪そうに拒否をするが副社長は、

「紅茶」

そんなの構わずにもう一度言ってきた。

「あの……それでしたら……」

私が代わりに淹れますと言おうとしたら
社長は、舌打ちをすると部屋から
出て行ってしまった。