「そこのソファーに座っていろ。
今温かい飲み物でも作ってやるから」

えっ……?
そんな申し訳ない。

「そんな……申し訳ないです」

「いいから、そうしろ。
俺が近くに居れば、朔夜も無闇に悪いことが
出来ないだろ」

あ、社長……副社長が悪いって信じてくれた。

良かった……また私が招き入れたとか
変な誤解を生まれるではないかと心配していた。

「そうですね……」

何だかまた、涙が出てきそうだった。

お言葉に甘えてソファーに
座らしてもらうことにする。

すると温かい飲み物を持ってきてくれた。

「ほら、ココアだ。
これを飲めば少しは、落ち着くだろう」

手渡されたマグカップは、
確かにホットココアだった。

「ありがとう……ございます。
あの……さっきは、失礼なことをして
すみませんでした。食事とか」

お礼と共にさっきの事を謝罪する。