もう何が何だか分からなかった。


分からないまま1日が過ぎ…2日が過ぎ…1週間……そして1ヶ月が過ぎた。


少し暖かくなってきた3月。


莉桜との友情は完全に途切れ、叶翔さんと会うことも拒否する日々、設楽さんには連絡する勇気がないまま。


これじゃいけないって分かってる。


莉桜のことも、叶翔さんのことも、設楽さんのことも。


全てが中途半端で終わっている。


最初から何も始まらなければよかったのに。


そうしたら、こんな風には苦しくなかった。


永蔵先生のことで苦しんでた日々が遠い昔のことのようだよ……。