~みのりside~
──ピピピピ。ピピピピ。

目を閉じたままではあるが、
その音を耳で感じ取ると、私は飛び起きてベルを止めた。

慌ててベッドから落ちそうになりよろけながら
カーテンをジャッ、と勢いよく開けた。

──眩しい。

左手で目元に陰をつくって眩しさを軽減させながら
外を覗いた。