ケータイ小説 野いちご

ずっと、ずっと大好きだった。

二人の交差する想い。
悲しい想い。



瑠樹斗side



今日の出来事だった。



珍しく、杏華に呼び止められた。



朝から、杏華の顔が見れて良かった。


声が聞けて良かった。



なんて、思ってた。



でも、いい話ではなかったんだ。



なぜか、杏華は俺を屋上へと誘った。



嫌な予感がした。



『ねぇ、瑠樹斗。話って言うか……

聞きたい事があるんだけど良いかな?』





『うん。良いよ。』と言うと…





『瑠樹斗はさ、…私が嫌いなの?『』



と、言ってきた。



『………えっ?な、んで?』



そう、聞くと…



『だって、私にだけ冷たいでしょ?そんなに、

嫌い?私とは一緒に帰ったり

喋りたくもないの?嫌いなら、別れてくれても

良いんだよ?』




なに、言ってるんだ?


嫌いな訳ないじゃん。


好きだから、一緒にいるんだろ?


杏華の瞳からは涙が溢れていた。


好きな女の涙ほど悲しいものなど無い。




『そんな事ない』って、言おうとしたけど、

杏華に遮られて言えなかった。




『あるでしょ?私さ、ずっと

我慢してた。いつかは、優しくなってくれるって

でも、ならなかった。…もう、我慢の限界。

私達終わりにしよう。』


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